2002/11/20 | The single individual | |
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| 昔は、神話・宗教・御伽噺(おとぎばなし)等があって、 子供に経験的・神秘的に道徳を教えることが出来たが、 神が死んだ今(特に日本には宗教観が無い)、それは不可能となった。
しかし、これはチャンスである。
中東の戦争などを例に見ても分かるとおり、 人類はもう既に神を捨てなければならなくなってきている。 (生まれてからずっと、信じつづけていた、自分の知識の基礎とも言うべき神を 否定するのだから、それは並大抵の努力ではないと思う。 でも捨てなければいけないと思う。)
しかし、神を捨てると、社会秩序が低下する。 「何故、人を殺してはいけないのか」を、理性で理解する必要がある。 しかし、今の日本において人々は、それを教わる機会を確実に与えられているわけではない。
だから、「何故、人を殺してはいけないのか」「何故、物を盗んではいけないのか」 「何故、人々は協調する必要があるのか」を、もっと具体的に教える必要がある。
その為には、倫理、道徳の授業の充実と、また、小学生からは「たのしい法律」のような 具体的に「何故人間は社会を形成しているのか」を教える時間が必要であるかもしれない。
道徳=思いやりの心を育てる 倫理=物事を順序立てて考える力を育てる 法律=協調(協力)する力を育てる |
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