2004/09/30 | 俺は電気 | |
---|
| 僕が面白いと思うのは、まず意識というものが点でなく広がりをもった物体、
つまり脳によって引き起こされている現象であるということです。
意識が、シナプス同士の電気的な通信によって引き起こされているとすれば、
意識の正体は電気であるということになります。
世の中の全てのモノや物理的な力は全て電気に変換できるので、
森羅万象は意識であるということも出来るとか言うと汎神論っぽくなります。
その辺は、「メタ心理学」という分野で研究されているようです。
「俺は電気」(忌野清志郎)とは関係ないと思います。
その筋の先生に聞いたところ、やはり自分というのは、現在の科学では、
脳によるシナプスのセットであると言われているらしいです。
だから、その構造が破壊されてしまえば、自分という意識も、
無くなってしまいます。つまらないですね。
前も言いましたが、僕は自己の連続性に疑問を持つことがあります。
ご飯を食べて変換されたエネルギーが電気となって脳を駆け巡るのが我だとすれば、
僕は今の僕の番だけ僕を味わっているわけで、寝て起きれば、また次の電気が、
僕の過去を自分の過去だと思って生き紡いでいるような感じです。
だから今を一所懸命楽しんで生きようと思うわけです。
|
|