2005/05/23 | ブランド力 | |
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| ブランド力と言うのは、つまり固有名詞と一般名詞がどれだけ結びついていて、
そしてその固有名詞が耳に入ったとき、それがつまり何であるかがどれだけ正確に認識されるかだと思われる。
だから、つまり「ペッパーステーキ」と聞いて、どれだけの人が、「「ステーキ」の「ファーストフード」」だと
認識するかが、つまりブランド力を計ることになる。
その力が強くなると、逆に、一般的な名詞(ことば/記憶)の組み合わせにて固有名詞がイメージされる。
> ステーキを手軽に食べたい > ペッパーステーキに行こう。
(「安い」「早い」「うまい」 > 牛丼 も、ちょっと違うけれど基本的にはそうである。)
さて、この前仕事で作った携帯のサイトが、偉い老人達の手で変な名前に変えられてしまった。
その後、ユーザーは少しずつ減っていった。
僕は当たり前だと思った、例えば、薬を売るサイトが、「全国くすりサーチ」から、
「マツモトヨシコ」に変わってしまえば、(本当に勘の良いユーザー以外)、
ユーザーは携帯のメニューからクリックもしてみない。それは無視される。
ユーザーにとって「マツモトヨシコ」は、「既に脳にある認識」ではないからだ。
老人達は慌てて元の名前に戻し、事なきを得た。
要は視聴者の情報ニーズを、認識の切断点を作らないよう、
障害無くコンテンツに誘導することが重要だと思われる。
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