1999/04/23 | | |
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| ルルを飲んだので、一日中かなり眠く、仕事になりませんでした。 昼間少し眠ると、奇妙な夢を見ました。あまりに印象的だったので、書きます。 でも、夢って自分では面白いけど、他の人には面白くないんですよね。
私は、夢の中で夢を見ていました。その夢の中の夢で、 「これは夢だ」ということに気づいているのです。 その確信の中で、私は、私を責める人間が持っていた拳銃を取って彼を殺し、 余裕で逃走を始めました。ショッピングモールのような建物の中でした。 何人か撃ち殺して、それでも多くの人間が追ってくるので、 建物の外に出ました。 林に逃げ込み、これでは追いつかれると思ったので、私は大きな「熊」に姿を変え、 人間を追い払おうとしましたが、人間は銃を持っていたので熊を恐れず、 やはり逃げることになってしまいました。「これでは銃を持った人間の方がマシだ。」 木が多いので、登ることにしました。その為に私は「猿」に姿を変えました。 でも、人間は下から銃を撃ってくるので、私はついに「鳥」になりました 「鳥」は、「パッ」っと翼を広げて飛び立ちました。 鳩のような白い鳥で、とても速く、私は地面を見下ろしました。 「そうか。鳥が一番自由なんだ。」私は思いました。 しかし、その後すぐ「ドーン」と言う音がして、私は撃ち落とされました。 そこで、私は夢の中の夢から覚めました。
「あっ」 と言って起きると、そこは昼間、ベッドの上でした。木で出来た粗末なベッドです。 二段ベッドでしたが、上には普段誰も寝ていなく、多分物置です。 ベッドの横には中を隠すカーテンがかかっており、それが開きました。 そこには、私の良く知っている少女がいて、私に、「どうしたの?」と聞きました。
私は「白昼夢だ」と言いました。 「どんな?」と聞かれましたが、私は少し笑って答えませんでした。 人を殺したりしたので。 私は少女にキスをしました。すごくいやらしい気持ちで。 すると少女はそれをママにいいつけると言ったので、私は焦って止めました。 少女は振り返って微笑みました。彼女は私をからかっていたのです。 私はほっとして、また横になりました。 すると、また、夢を見ました。
煉瓦の部屋に私はいました。いやというほど怖いカメラワークでした。 そこには「私」がいて、私は「私」を見ても、もう一人の私だと言うことには気づかず、 一つ目の階層の夢の(ベッドの)「私」はそれに気づいていました。
その夢の中の夢の「私」は私にいろいろな数の話をしました。 いろいろ聞くうちに、あまりこんなことを話しても意味がないなと思い始め、 同時に、意識が変な感覚になってきました。 この時の感覚は、目を閉じて、暗さを気にせずに考えにふける感覚と、 夢を見ている感覚が混ざった感じでした。 私は思いました。「そうか。こういうことか。」 その時気づいたことを簡潔に言うと、自分という「気」が「散っていく」感覚でした。 薄くなると言うよりは、まわりと区別が無くなってしまうと言う感じでした。 砂場にある山がやがて無くなるような。
そこで私ははじめて、これらが全て夢であると言うことに気づきました。 「これは夢だ。夢だけど、このまま行くと夢でも夢でなくても同じようになるな。」 と、確信しました。私はそこで一瞬夢から覚めました。 現実に戻ると、視界全てにテレビの砂嵐の色つき(特に赤と黄)の様な強いマスクが かかっていました。前も一回ありましたが、金縛りのような状態になります。 私はもう少し無理矢理夢の中にいました。しかし本当にやばいと思って、 本当の現実(この日記のある世界)へと夢を覚ましました。
起きてすぐ、私は心に残った心配事に気づきました「本当にママに言いつけないかな。」 でもすぐに「ああ、あれも夢なんだっけな。」と安心しました。
本によれば、風邪をひいたり、極度に精神が疲れていると、 こういう夢を見やすくなるということです。
ああ面白かった。 |
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