2000/02/18 | Ordinary worries. | |
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| 朝方、海に行く。 朝もやの中で海岸を歩き、石をひとつ拾うと、確かにこの星の一部を掴んだ感じがした。
言葉で伝えようとする心よりも、そのモノとしてだけの方向性を持った心のほうが、 強烈な影響力を持つときがよくある。汎心的に言えば僕は心を持ちすぎているかもしれない。 記憶におぼれないようにしなければいけない。
そして海を目の前に、自分の居場所を限りなく点に近づけるほど、何もかもに実在感が無くなっていき、 今ここに立っていることが不自然に思えてくる。
「僕はどこから来てどこへ行くのだろうか。」 また振り出しに戻ってしまった。でも時間は容赦なく進む。
汎心論:panpsychism:形而上学的観念論の一つ。モノは全て意志を持つという考え方。 参考:ライプニッツ、モナド |
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