2001/11/22 | A life is only love (raise a question) | |
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| 友人が僕に相談をした。それは次のようなものだ。
恋愛に失敗したら、新しい恋愛を探していいのだろうか。 僕がAを熱烈に愛して、それに失敗したら、 Bに乗り換えていいのだろうか。 もしそれが許されるならば、Bのことを思えば、 Aのことを嫌いにならなければいけないのだろうか。 果たしてそれはできるのだろうか。 できるとしても、こんどはBにふられたらBを嫌いになることを 前提にBと一緒にいるのだろうか。それを僕は必ず意識してしまうだろう。 また、もしBを愛することが許されないならば、 一生Aのことを愛し続けていいのだろうか。
もしBと一緒にいるある日、Aが公園で泣いていたらどうしようか。 それまでもう何年もAとあいつは共にいて、同じ記憶を作ったはずで、 それをなくしてAが泣いていたら、僕はどうするんだろうか。
「なるほど。なるほど。困るね。」 「その涙が君を少年に戻してしまったらどうしようか。 あの時のように、野良犬からAを守る、小さく無謀な少年に戻したらどうなるだろうか。」
「一緒に泣くだろうか。」 「弱いふりをするだろうか。」 「都合のいい言葉を探しはじめるだろうか。」
「性別があるから、人間は最も大切な人間1人のみしか、守ることができないのだろうか。」
ベストCDには19曲目。「夜の芝生」 |
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