2002/11/13 | At The Tokyo | |
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| 一昔前、地方からやる気のある者が上京してきて、それにより東京は満たされた。 地方の町・村などから東京に出ようと言う決意は並大抵ではなかっただろう。 だから当時の東京は活気に満ちていたと思う。
それから、何年か経ったのだと思う。 当時の若者は老いて、子供に夢を伝えることができた者もいるし、できなかった者もいる。
後者の子供である、僕をはじめとする大部分の者は、気づくと東京にいて、 いつのまにか、首都を形成するパーツになっている。 別にやる気が無くても、池袋の公園のベンチに座り、 サンドイッチを食べ、アルバイトニュースを読む。 休日は電気街を徘徊し、悪気なく時間を浪費する。
よく、「今の若い者は・・」等と言われるが、(実際はあまり聞いたことがないが) 実際、昔東京にいた若者と、今東京に居る若者は、 やる気の質が違うのだろう。 やる気が無いわけではなくて、普通の東京村民なのだと思う。
例えば名古屋に遷都したとして、東京村民のうちのどれだけが、 継続して経済の中心で自分の力を試したいと思い、移り住むだろうか。 結構少ないのではないだろうか。
僕は今日、引き続き首都に住む資格について自問した。
遷都:首都を他の地へうつすこと。 |
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