2005/05/22 | マミョーン・ウ | |
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| 僕が、このマズい魚に対し、「これはもう、マミョーン・ウである」と、宣言する前は、
「マミョーン・ウ」というものはこの世界に実在しなかった。
「マミョーン・ウ」はここに実在性を得たと言える。
皆が口々に叫ぶ。
「おお、これこそは、マミョーン・ウ。」
「ああ、それこそは、マミョーン・ウ。」
これからは、「マミョーン・ウ」も、どんな部屋にもゼロ個から存在できる。
そこにもゼロ個、存在している。
今この部屋で、「マミョーン・ウ」はどこにいるのだろう?
その魚なのか、僕の頭の中なのか、皆の頭の中なのか、「マミョーン・ウ」ということばの中か。
「ああ、マミョーン・ウ。なんとマズい。」
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