2005/11/21 18酉の市


酉の市は11月中の酉の日に行われます。午前0時に一番太鼓が打ち鳴らされ、
きっかり24時間行われるフェスティバルです。毎年ものすごい人が集まります。
樋口一葉も、「此年三の酉まで有りて中一日は津ぶれしか土前後の上天気に鷲神社の賑わひすさまじく・・」
などと書いているようです。
「千と千尋の神隠し」でも、「オオトリさま」が登場しましたね。あれは高橋留美子チックでした。

Pchanも、もう何年も行っています。お参りしたり、熊手を買うわけではなくて、屋台目当てですが。
熊手のかたちを見ると、いかにもお金を掻き入れるようなイメージで、商売繁盛の神さまのように思われますが、
商売だけでなく、あらゆる福を掻き入れるという意味が込められています。
熊手を襟首やかんざしにすると強運となるとされていますが、
現在かんざしは一般には配布されず、浅草の芸者集に配布されているだけのようです。

ある程度縁起を担ぐ人は、数万円の熊手を買い、露天商と共に手締めを行います。
手締めは粋で威勢の良い三本締め※です。

11月の酉の日は、2回ある年と3回ある年があり、3回ある年は火事が多いというジンクスがあります。
ですので三の酉まである年は、火除け守りを配布します。今年は二の酉までですのでありません。
今年は11月9日と11月21日です。

三本締め:
「シャンシャンシャン、シャンシャンシャン、シャンシャンシャン、シャン」
シャンx3=9=「九」
シャンx1=1=「一」
「九」+「一」=「丸」
「全てが丸く収まった」という意味。これを三回繰り返すと三本締め。



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