2006/06/02 5風景


今日は、麻布で打ち合わせがあって、その後六本木。
友人の同人好きフランス人が来るという話だったので待っていたけれど、
来ないので、奥の席でプロジェクターで、ナントカ言う西部劇と、
エイリアン対プレデターを見ていた。
音が無いので、盛り上がるはずのシーンは静かに解決していた。

しばらくして、デザイナー風の謎の老婆が向かいに座り、少し話をした。
ここでワールドカップが見れるようになるかと聞かれたので、なると答えた。
老婆はカンパリソーダを1杯飲んで去った。

次に向かいに座っていたのは、1人のかわいい系の娘。
僕の少しだけ年下。大学のために新潟から出てきて10年。
僕の作った豚サムソー(昨日の日記参照)をおいしいと言ってくれたので、
良い娘であることは確かだった。w
一人暮らしで、青山の家具屋で働いていて、O型。
僕の生まれ育った町の隣の駅の町に住んでいる。だからローカルな話題をした。

東京県民である僕と比べると、彼女はこの街で行動することにおいて、
無駄な記憶が無いと思う。
僕も自分の夢を実現するためにニューヨークに行ったりしたならば、
ニューヨークでの毎日は自分の夢を実現することにのみ集中されるかもしれない。
(と、言うのは言い訳がましいけれど)

しかし、僕は社会に出たとき、小さい頃から通っていた駄菓子屋や
お好み焼き屋を横目に、出勤し出したのだ。
しかもそのうち仕事の本拠地をその自分の街の中に設定してしまった。
毎朝、窓の外には僕が通っていた幼稚園のバスが到着し、
街を歩くと、僕が応援団長をやっていたことを知る幼馴染に
高確率でばったり会ったりする。

それから、生まれ育った街から秋葉の近くに引っ越してもう3年くらい。
秋葉も幼稚園時代から爺に連れられて散々入り浸っていた訳だけれど、
それでも地元よりはマシなんだろう。(思考節約)
あ、でもふと考えてみれば、僕には夢があるわけではないか。w

と、心ではそのようなことを考えながら、地元の美味しい店などの話をした。
閉店後も友人も含めて隣のバーに移動し、その店に居るフランス料理の修行を
したという腕の良い男の子の自信作(1200円)をみんなで1皿だけ食べて、
結局朝まで飲んだ。



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