2007/03/21 1ハードディスククラッシュに備えて


この頃、ハードディスクがクラッシュして、データーが飛ぶという話を良く聞きます。

最近、知り合いの印刷会社や医療系の研究室などでもそれがあり、
復旧サービスに頼むことになりました。一昔前は500万とか、
今は安くなりましたが、それでも50万円くらいかかります。
それで復旧できればまだ良いですが、印刷会社の方はそれでも
一部データが復旧できず、会社が傾きかけたみたいです。

ハードディスクは消耗品です。いつか壊れます。
その時に泣かないように、いくつか考えられる対策があります。


方法1:定期的にバックアップを取る。

別のハードディスクに定期的にバックアップを取ります。
最も単純かつ確実な方法です。
同じハードディスクに取らないようにしましょう。
ドライブが違っても、(例えばC:とD:とか)同じハードディスクである
可能性がありますので、よく確認しましょう。

市販のタイマー付き自動バックアップソフトを買っても良いですが、
バッチファイルをタスクに登録しておくだけでも可能です。
以下の手順でバッチファイルを作ります。

メモ帳を立ち上げる
以下の1行のように入力する。(コピー&ペーストしてください)

xcopy c:\大切なフォルダ d:\バックアップ用領域フォルダ\ /D /E /C /H /R /Y /Q

もちろん、c:\大切なフォルダ と d:\バックアップ用領域フォルダ\ は、
自由に変えて構いません。保存先の方には最後に \ をつけることに気をつけましょう。

書いたら、どこかに保存します。ずっと置いておかなければならないので、
デスクトップなどに保存するのはやめましょう。
名前は、backup.bat とします。

とりあえずこれで、このbackup.batをダブルクリックすれば、バックアップを
取ることができるようになりました。
次に、これをスケジューリングして定期的に自動起動されるように設定しましょう。

スタート>コントロールパネルに、「タスク」というアイコンがありますので
ダブルクリックして下さい。開いたウィンドウに、
「スケジュールされたタスクの追加」というアイコンがあるので、
これもダブルクリックして下さい。

「次へ」を押して、「参照」を押し、先程のバッチファイル(backup.bat)を
指定します。

タスクの実行単位を聞いてきますので、「週単位」を選んで「次へ」を押します。

開始時刻は、PC電源が入っていて、かつ、あまり使っていないだろう時間帯を
指定します。更に曜日を指定します。

ユーザー名とパスワードを入力します。バックアップはこの権限で実行されます。
ウィンドウズのパスワードを設定している方や、ドメインのユーザーの方は、
パスワードを入力して下さい。

「次へ」「完了」を押すと設定は完了します。
タスクが追加されているはずです。右クリックして「タスクの実行」を押すと、
すぐにバックアップを始めることもできます。

方法2:RAID化する(RAID1)

2台のハードディスクに、常に同じ情報を書き込ませて(ミラーリング)、
片方が壊れても大丈夫なようにする方法です。「超お勧め」です。
この頃のハードディスクの値段は、320Gで1万円くらいです。
これを2台&RAIDコントローラーカード(7千円くらい)で、
必ず来るクラッシュを回避できるならば、やらない手はありません。

お勧めは、Seagate の Barracuda ES 320 G を2台を、
玄人思考の SATA2RI4-LPPCI にてRAID化する方法です。


方法2では、人為的ミスもミラーリングしてしまうので、
方法1、方法2を両方装備したいところです。



<前へ  次へ>

INDEX

AliceGallery StrataDictionary

(c) 1995 - 2022 AliceGallery