2008/08/20 | 周辺減光と玉ボケの歪み | |
---|
| フルサイズは解像感も高く、感度も良く、それはそれは綺麗なんだけれど、 周辺減光と玉ボケの歪みが気になるところです。 まず、D700は周辺減光を調整してくれる機能がボディーについています。 (ヴィネットコントロール)
でも、明るさを引き上げるということは、ノイズが載るということでもあります。 特に、綺麗なボケは綺麗なグラデーションによって表現されるわけだから、 ノイズは最小限に抑えたいです。 かといって、周辺が減光したまま、日の丸構図の写真ばかりを作るわけにも行かないので、 露出をブラケットして、明るく撮った写真から周辺部分を持ってくるという手も考えられます。 それは次回テストしたいと思います。
周辺減光と玉ボケの歪みは、セットで起きてきます どちらも、絞れば緩和されていきます。
また、一般的には、玉ボケの為には、インナーフォーカスでないレンズを 使ったほうが、無理な屈折が無く、良いとされています。 TAMRONの90mmがあんなに繰り出すのも、一応意味あってのことということ。 でもこれは確認していないのでなんとも言えません。
例:
AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED F3 1/60s ISO:1100 (D700) これは、ニコンの新しい60mmマクロ。 これはとてつもなく悪い。グラスの足のボケも、 右上にあるボケも歪みまくりです。 目立たなければ良いのですが、目立ちます。w
AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED F3.5 1/10s ISO:200 (D300) D300につけたら、APS-C領域では良好。 新しいレンズで解像感もあるので、かなり性能が良い印象でした。
ULTRON 40mm F2 F2.2 1/60s ISO:900 D700 これはULTRONにて。 このくらいの位置にあるボケなら大丈夫。 フルサイズの中にあるAPS-C領域を意識して、そこに入れるようにしてます。 左上にある小さなボケは歪んでますね。
ULTRON 40mm F2 (D700) F2.2 1/60s ISO:280 D700 これも ULTRON 。無難な使い方。w 周辺の光量が落ちています。
NOKTON 58mm F1.4 F2.2 1/40s ISO:1250 D700 これはNOKTON。この辺の位置なら玉ボケも歪まないですね。 ちょっと絞っていますけど。
ULTRON 40mm F2 F2.2 1/200s ISO:200 D300 APS-C & ULTRON。 やっぱりAPS-CにULTRONが一番良い印象。
分かっていたことではあるけれど、 綺麗な玉ボケを作るなら、APS-Cボディーに、解像力のある 最近のフルサイズレンズを付けるのが良いというが結論です。
ただ、上の撮影情報を見ても分かると思いますが、 D700は高感度でも画質が良好なので、暗い室内などでは、 失敗が少ないD700を使ってしまいます。ボケはノイズとの戦いですからね。。 その辺は難しいところです。
それから、voigtlander のレンズはやっぱりお勧めという結論です。^-^ |
|