2020/06/22 | Fundamental question (blue and white) | |
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| 「この世界がうそんこで、本当は脳にケーブルがつながれて、 マトリックスとかVRみたいな世界だったらどうする?」
「この世界が夢?」
「夢だからって刹那的になるとは限らない。70年~90年ぐらい覚めない夢なら、 その中で自暴自棄とかにはならない。夢の中でも丁寧に生活する。」
「わかる。でも、夢自体の作りが適当だったら嫌だね。 好きな人や物が本当は作りもので、ある日突然壊れたりとか。」
「「世界が壊れたりとか。」」
「ときどき感じるんだよな。なんだか適当な感じがして、 ずいぶんと都合が良かったり、悪かったり、世界に違和感があって。」
「この世界の構築のどこかで、恣意的なもの入っているかどうかなのかな?」
「恒常的連接※が欺かれているかどうかなのかな?」
「もし、僕らの恒常的連接が実際に欺かれているならば、 その欺いている者もまた、欺かれている可能性が高いよ」
※ 恒常的連接:constant conjunction:ヒューム:人間のあらゆる知見が、経験的にそう思い込んでいるにすぎないという範疇を出ないこと。 例えば、晴れた空が青いのも、私たちの知っている原因とは別の原因があって、恣意的か、偶然か、辻褄が合っているに過ぎないとすること。
「鈴が鳴るとご飯がもらえる」(パブロフの犬)は、実際に騙されている例。
ヴィトゲンシュタイン先生も、「明日また太陽が東から登るとは限らない。それは人間の思い込みに過ぎない。」と言っていた。 |
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