| 社会の中で、他者との争いを避けようとする社会的契約。最小3者の間で生じる。
倫理は2者の間では発生しない。
例えば、私を殺す者と、私、だけでは倫理は発生しない。
「私(A)」「私を殺人す者(B)」「私を殺す者の友人(C)」が、居た時、
「私を殺す者の友人(C)」が、「私を殺す者(B)」に対して、
「何でそんな酷いことをしているの?」と言うようなとき、
この3者に倫理的問題が生じている。
そこで、「私を殺す者(B)」は、「私を殺す者の友人(C)」に説明をする。
「この A(私)のことは殺すけれど、 君(私を殺す者の友人(C))のことは殺さないよ。」 何故なら、Aと君(私を殺す者の友人(C))は違うものだから。」
その「違う」には、種族・民族・思想などのクラスタリングの理由が入る。
場合によっては、その理由はAに対して隠される。 (理由がAに知られた場合、その論理を分解され、矛盾を指摘されることを恐れて)
もし、2者だけで殺さない状態が発生しているであれば、 それは倫理ではなく愛に近い。愛と言っても道義的なものだけとは限らない。
しかし、「私を殺す者(B)」が「私(A)」を殺さない理由は、 別の3者以上のアツマリにおいて発生した倫理的な取り決めによるものかもしれない。
例を作り思考する
A:私は「にゃんにゃん人」 B:私を殺す者は「わんわん人」 C:私を殺す者の友達は「わんわん人」
A:私は「牛」 B:私を殺す者は「人間」 C:私を殺す者の友達は「人間」
A:私は「布団に付着したダニ」 B:私を殺す者は「人間」 C:私を殺す者の友達は「人間」
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