2006/04/06 | RSSとは何か | |
---|
| RSSつけました。
RSSは、Rich Site Summary または Really Simple Syndication または RDF Site Summary の略です。 略がいくつもあったりするのは悪い癖なので、「アールエスエス」と呼ぶのが良いと思います。
ではRSSが何なのかと言うと、更新情報通知の規格です。今まではサイト管理者は、 更新情報を更新情報ページに好き勝手なフォーマットで書いていましたが、 RSSフォーマットを使って規格化することにより、 さまざまなサイトの更新情報をまとめて管理(一元化管理)できるのです。
表記にはXMLを使います。XMLとはHTMLのようにタグを使ってデータを蓄積するものです。
例えば、
品名 | 価格 | りんご | 100yen | バナナ | 50yen | みかん | 80yen |
という表があったとして、それをXMLで表記すると、
<商品一覧> <アイテム> <品名>りんご</品名> <価格>100yen</価格> </アイテム> <アイテム> <品名>バナナ</品名> <価格>50yen</価格> </アイテム> <アイテム> <品名>みかん</品名> <価格>80yen</価格> </アイテム> </商品一覧>
という風になります。そのようにして、更新情報について記述したのがこれです。 ちなみに朝日新聞はここから。
もちろん、更新の際にこれをいちいち書くのは至難の業です。その為、お知らせ情報からRSSを自動作成する仕組みを作ったり、自分のサイトをロールして、前回のロールから更新のあったページについて自動的にRSSに追加したりという工夫が必要です。他にも色々な方法があるのですが、なんにせよそのためのツールが早く出揃ってくれないと、個人ホームページ開設の敷居がまた一つ高くなってしまうので心配です。 それが遅れれば、皆、RSSに対応している(枠組みが決まりきった)ブログを使わざるを得なくなってしまいます。 すると、特に芸術系のホームページは個性を失ってしまい、うちのようなどうでもいい日記サイトばかりが便利になってしまうわけです。
トラックバックはやっと無意味であることが知れ渡ってきたわけですが、RSSは有用です。 同趣味におけるサイトがいくつか集まり、共同で(あるいは色々な組み合わせで)RSSを提供できれば、 個人では更新頻度がまばらに見えてしまうことも緩和できます。ユニット単位RSSです。 もう少し言い方を変えて、「リーズン単位RSS(オリ単)」と呼ぶことにしています。
RSSを体感するために、暇があればMyYahooなど、RSSリーダー付きのアカウントを取ってみてください。 RSSリーダーは、各サイトに配置されたRSSを実際に活用するためのもので、お気に入りに登録するようにRSSアドレスを登録すると、更新情報がMyYahoo(自分のスタートページ)に表示されるというものです。 Windowsの次期バージョンであるVistaには、RSSリーダーの機能が標準でついています。
さて、いよいよホームページを立ち上げると言うのは、「WWWに参加する」という意味に、また「サーチエンジンと融合する」と言う意味になってきました。 このサーチエンジンが自分に厳しく、公平であることを望みますが、それは難しいかもしれないと言う予想の上で、RSSはそれにも解決をもたらすでしょう。P2PとRSSの融合により、独裁者のいない公平なグリッド型サーチエンジンを作ることができるでしょう。 しかし、それにはまだ大きな仕組みが必要になります。それができるのはおそらく2年後くらいになるでしょう。
4/28 追記 RSSをサイトに装備したら、「このサイトはRSSを装備してますよ」ってことを、 トップページのHTMLのヘッダ部分にLINKタグを使って表記すると更にGOODです。
<LINK rel="alternate" type="application/rss+xml" title="RSS" href="/RSSのアドレス" />
例えば、
<LINK rel="alternate" type="application/rss+xml" title="RSS" href="/rss.asp" />
のようにします。 |
|