2008/08/28 | D700 - PENTAX 645 | |
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| 特別珍しい手法ではありませんが、 フルサイズでの周辺減光とボケ味を改善するためには、 フルサイズよりも更に大きなイメージサークルを持つレンズを 選択しなければならず、中判のレンズを使うことにしました。
フィルムの時はそんなに気にならなかったのに、 明らかにわがままになっている訳です。w
選んだのは、ペンタックス645です。 レンズは中古を探せば安いものがあります。
D700であれば、露出計が利きます。と言っても、 絞り情報は伝達できないので、M(マニュアル)にして、 露出計を使います。また、ISO感度自動制御にすれば、 超オーバーや超アンダー環境でなければ、 手ブレしない程度のシャッタースピードに設定し、 何も考えずに撮ることができます。
フォーカスはもちろんフォーカスエイドを使います。 ニコンのフォーカスエイドはどんなレンズをつけても利くので、 素晴らしいですね。天体望遠鏡をつけても利きます。
ただ、フォーカスエイドにも許容の幅があるので、 フォーカスエイドが点灯するフォーカスの幅の中で、広角側、望遠側、 どのへんにジャスピンが来るのか、前もって検証しておくと、 良い結果が得られると思います。
APS-C と フルサイズの、イメージサークルの面積比は、 感光面の対角線から単純計算して、2.3倍です。 フルサイズと645のそれは、2.6倍です。 「APS-C に フルサイズレンズ」と同じような感覚で使えるはずです。
独自の計算法なので誤差があるかもしれませんが、大体、
PENTAX 645 | 3813平方ミリ | フルサイズ | 1469平方ミリ | APS-C | 633平方ミリ | フォーサーズ | 397平方ミリ |
くらいです。結構違いますね。
あまり違いすぎても解像感が失われるんでしょうが、上の表で1段くらいの差であれば、 問題ないと考えても良さそうです。それよりも玉ボケの美しさや周辺減光の軽減の方が 効果が高いと思っています。
但し、コーティングや劣化の問題があるので、中古でも、 できるだけ新しいものを探したほうが良いと思います。
SMC PENTAX-FA 645 F2.8 55mm CloseupRing F2.8 1/200s ISO:220 (D700) 周辺の暗さはスポットライトのせいです。
SMC PENTAX-FA 645 F2.8 55mm F2.8 1/8s ISO:360 (D700) 大きさもそんなにキモい程ではありません。 右は一番小さい SMC PENTAX-A 645 F2.8 75mm 左は比較用、Ai AF NIkkor 24mm F2.8
SMC PENTAX-FA 645 F2.8 55mm F2.8 1/40s ISO:900 (D700) |
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