否定


命題に対する反証を伴う否定命題
Negative proposition

修正もしくは修正ターゲット
Modification target

否定のターゲットは
精神構造のうち、潜在に対するものと、二次的潜在に対するものに分けられる

二次的潜在への否定は、相手のビジョン(理想的な世界・理想的な自分)に対して行われる。
例えば人類が幸福となるための社会的な手法について、反論があればそれをする。
例えば、相手の道義的な論理が不完全だと思われる時、それへの指摘として行われる。
目的を持つプログラムへのデバッグ行為だと言える。これには正義が関わる。


潜在への否定は、その人の欲望そのものが、非道徳的な行動として
実行に移されたことへの否定として行われる。
潜在そのものは先験的なものなので、よく理解する(理解者と言う意味の)。

潜在への否定には、罰が設定される/されていることがあり得る。
それは行われるというよりも、損得勘定の発生にて、抑制力を発揮させることに意味がある。
これにより、非情な潜在も、契約的に社会に参加できる。

よく見られることとして、その者の潜在を否定するときに二次的な潜在を
否定してしまわないように、十分に注意する。
お金が無いために、潜在による自己保存を行っているに過ぎないことが観測される。
スラムに生まれた、パンを盗んでしまう子供が、話を聞いてみると崇高な目標を持っていること。


基本的に潜在は先験的であり、自由だとすべきだと考えられるが、
しかし、正義において、道徳的/道義的な、良い影響を行うことも、
あきらめないようにした方が良いと考えられる。

社会が教育においてそれを行おうとしたとき、
その失敗の個的/量的観測も十分に行うべきであると考える。


参照:正義
参照:思いやり
参照:相互確証破壊
参照:精神構造





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